youtube赤字の件

http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-10098420090717

広告収入モデルはこのように赤字で喘いでいた。この記事は、近い将来に黒字化するらしいが、他の動画サイト(たとえばニコ動)などがまだ赤字だし、ここもそうだが、広告モデルだけでウェブマーケティングを行うのも無理はあるだろう。

ウェブは、よく消費者からすれば無料の楽園と言われるわけだけれど、消費者が無料で使えるには誰かがお金やコストを支払わなければならない。ようやく、youtubeレベルの世界規模のサイトが黒字化するということは我々にウェブマーケティングの希望を与えると同時に、ウェブで儲けるためには世界で通用しなければならないという失望も与えないだろうか。

総務省が、最近やった調査で、2008年のブログ・SNSの市場規模を調査したものがある。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/16209.html
それによると、

 2008年度のブログ市場規模は、約160億円と推計。関連市場も含めると、約1961億円と推計。
 2008年度のSNS市場規模は、約499億円と推計。関連市場も含めると、約568億円と推計。
 なお、2010年度のブログ市場規模は、約183億円、2010年度のSNS 市場規模は、約717億円となると予測。


である。
2年後(今からだと1年後)にブログは23億SNSは118億増加している。
一応、増加傾向にはあるようだ。

少し前の記事だが、ニコニコ動画もまだ赤字で今年中の黒字化を目指していると今年初めに表明している
http://www.j-cast.com/2009/02/07035580.html

しかし、これも個人的にはかなり怪しいと思われる。動画の著作権が厳しく問われ始め、ニコニコ動画youtube(とくにニコ動はひどい)は、アニメ・映画・ドラマ・音楽などの著作権コンテンツを規制をバンバンかけている。

だから、最近は、韓国のパンドラやYoukuやVeohなどのサイトに動画が流れつつある。